ロシア語の週(неделя)の曜日と月(месяц)の名称

今回は、ロシア語の週(неделя)の曜日と、暦の月(месяц)の名称を学習します!

目次:

  1. 暦の各「月」(месяц) の名称・・英語と大体同じ!・・最初に月のほうをやります!
  2. 週(неделя)の各曜日の言い方・・意味を考えると覚えやすいかも?

暦の各「月」(месяц) の名称・・英語と大体同じ!

週の曜日と暦の1月、2月・・の月(месяц)を比較した場合、おそらく月の名称のほうが簡単です!
というのも、月の名前の語源が英語とほぼ同じだからです!
つまり、同じ語源の名前のロシア語表記版と考えればよいわけで、ロシア語のアルファベットが読めさえすれば分かり易いと思います!

1~6月 7~12月
1:январь(英:January) 7:июль(英:July)
2:февраль(英:February)8:август(英:August)
3:март(英:March)9:сентябрь(英:September)
4:апрель(英:April)10:октябрь(英:October)
5:май(英:May) 11:ноябрь(英:November)
6:июнь(英:June) 12:декабрь(英:December)

1825 年に帝政ロシアで起こった「デカブリストの乱」 (восстание декабристов) は、12月に起きた事が名称の由来と言われていますね。

尚、カレンダーの事は календарь と言い、これはそのまま覚えられますね!
また、天体の月は луна、衛星の事は спутник と呼ばれ、暦の月とは区別されているようです!

前置詞をつける場合

さて、「1月に」とか「次の月に」などと言う場合は、前置詞は в を使い、月(具体的な月の名称含む)は「前置格」とします。文法的には、各月の名称は、すべて男性名詞です。(месяц も男性名詞。)

  • январь → в январе :1月に
  • март → в марте:3月に  
  • май → в мае :5月に
  • июль → в июле :7月に
  • август → в августе :8月に
  • декабрь → в декабре:12月に

この「前置格」の作り方自体は、通常の名詞の場合の規則と同じです!(前置格にする事によってアクセント(「力点」)が移動するものもあるとの事ですが、ここでは省略します!!)

各月の名称の語源は?

ロシア語での月の名称は英語とほぼ同じと考えてよいわけですが、英語等でもそもそもなぜこのように月の名前がついているのかを、簡単に整理しておきましょう。

「グレゴリオ暦」では 1月 ・3・5月はローマなどの神話(キリスト教布教以前の)からとってきていると言われています。 2月は「清め」を意味するラテン語由来と言われます。 4月と6月の語源についてはいくつかの説があって、はっきりとした解釈は確定していないようです。

7,8月は、ローマ帝国の皇帝の名から来ています。7月はユリアス・シーザー(カエザル)、8月август は、ロシア語表記での「アウグストゥス」 Aвгуст そのものです。

9~12月については、それぞれギリシャ語の数字7,8,9,10由来で、ローマ帝国で7月、8月、9月、10月として使っていたのでそういう事になった、と言われます。(ギリシャ語なのかラテン語なのかという事は、混じってる事もあって分かりにくい事も多いですね。)
古代ローマでは、もともと月は10個でやっていて、紀元前8世紀頃に現在で言う1月と2月を加えたという説があるようです。

語源の話:「オクト」と「8」

英語の場合、8本足の海洋軟体生物の「タコ」が octopus(オクトパス) と言うので、oct というのが「8」を表すというのを聞いた事もある人もいるかもしれませんね。
「オクターブ」とかの由来で聞いた事がある人もいるかもしれません。
ロシア語でも、タコはосьминог(осьми【ギリシャ語8由来】+нога【ロシア語の「足」「脚」】)と言うそうです。
ただし、ロシア語の場合はタコに対して別途に спрут という呼び名もあるそうです。

尚、これらの「一般的な月」はグレゴリオ暦、あるいはグレゴリウス暦と呼ばれるもので、別途にユリウス暦というものがあります。教会ではユリウス暦を使用する場合があります。
ロシアで、グレゴリオ暦を一般用途に使う事を決めたのは、ソ連時代の事のようです。
これらの違いについては、結構面倒なものがあるので、この記事では詳細には触れない事にします!

週(неделя)の各曜日の言い方

さて、次に週の曜日を見てみます!

各曜日の名称と、前置詞の文法事項 ■ 各曜日の語源は?・・キリスト教的な意味と、数字的な意味

各曜日の名称と、前置詞の文法事項

日~土までの7つの曜日のロシア語での名称は次の通りです!

  1. 日曜日:воскресенье
  2. 月曜日:понедельник
  3. 火曜日:вторник
  4. 水曜日:среда
  5. 木曜日:четверг
  6. 金曜日:пятница
  7. 土曜日:суббота

一見すると、ちょっと不規則ですね。ただ、意味や語源をたどると少しだけ分かり易くなるかと思うので、その事も後述します!

「今週に」「先週、」・・のような場合は、前置詞はнаを用いて、неделя → на неделе (前置格)とします。

「日曜日に」「水曜日に」「土曜日に」・・の場合は、前置詞は в を用いて、曜日は「対格」にします!(その点が年、月などの場合と違っています!)
少し分かりにくいのですが、対格を使うという事は、男性名詞で人や動物でなければ「変化なし、主格と同じ」という事ですね。女性名詞は、語尾を変化させます。

  • воскресенье → в воскресенье 【男子名詞で不活動体なので変化なし】
  • среда → в среду【女性名詞なので а を у に変える】
  • суббота → в субботу【同じく女性名詞パターン】

★ただし、火曜日 вторник に対してだけは、 во вторник とするそうです!

文法的には、子音で終わる月・火・木などは男性名詞で、a で終わる水曜日、金曜日、土曜日は女性名詞です。語尾ですぐ判定できるので理解するのに特に支障ないとは思います。

各曜日の語源は?・・キリスト教的な意味と、数字的な意味

一番分かり易いのは日曜日で、воскрес は復活するという意味であり、つまりキリスト教的な意味を持っているわけです。教会の 復活大祭の期間中は、ロシアの正教会では Христос Воскресе! という挨拶をします。

他方で、月曜から金曜日は、数字などに由来するようです!

первый:1番目の второй:2番目の третий:3番目の четвёртый:4番目の пятый:5番目の 火~金曜の意味はかなりシンプルなようです。

月曜日 понедельник は、недели が「週」の事であり、 по → после(~の後で)の意味と考えられ、日曜日の次の日という事であると言われているようです。

火曜日 вторник は、второй:2番目 という語から来ているようです。
水曜日 среда には「環境」という意味もあるようですが、средний:中間の、平均の、中くらいの
という言葉に由来するようです。週の中間・間にあるという事かな?と、思われます。

  • второй этаж:2階 второй год:2年目
  • средний вес:平均の重さ средняя дверь:中央のドア

木曜日 четверг も、数字と関連するようです。
日曜日から数えて月火水木で「4番目」という事のようです!
★ четыре:数字の「4」 четвёртый:4番目の
金曜日 пятница も数字由来で、これは5番目という事のようですね。
★ пять:数字の「5」пятый:5番目の

土曜日 суббота (スボタ)は、再びキリスト教関連であり、これはヘブライ語「シャバット」に由来するらしいです。シャバットとは、いわゆる「安息日」の事(英語での呼び名は Sabbath)です。
【※西欧では多くの場合に安息日を日曜と考える。】

つまり、まとめると、土日がキリスト教由来で「安息日」「復活」の由来・意味であり、
月~金の平日系は基本的には数字や位置(中間など)の由来と考えてよい、という感じでしょうか!
これなら多少は覚えやすいし、関連知識の勉強にもなるようにも思います。
もちろん、語源というのは諸説がある場合もあるし、偶然似ているだけの別々の語がある場合もありますから、注意も必要です。

それでは今回はこれで終わります。ご覧いただき、ありがとうございます!

参考文献・参考資料・参考サイトなど

★ 語源に関する資料・外部サイト

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